■財投金利

財政融資資金の預託金利及び貸付金利のこと。財政投融資制度は、国の信用を背景に調達した資金を、低廉な事務費のみを取って貸付ける。このため、利鞘を稼ぐ必要のある民間金融機関よりも低利の資金を供給することが一般的には可能となる。平成12年度の財政投融資改革により、調達金利の財投債への統一を図りつつ、これまで貸付期間に拘わらず同一の金利水準であったものを、貸付期間毎に国債の市場金利を基準とした理論的なイールド・カーブに基づく貸付金利が設定された。平成16年度の預託金利は2年以内は0.01%で、以下1年ごとに区分され、5年で0.6%、10年で1.5%、20年で2.1%となっており、貸出金利の元利均等償還の2年据置金利とほぼ同等になっている。


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