■予算循環

予算に関する、@編成、A審議、B執行、C決算という一連の流れを予算循環という。それぞれの段階は以下の通りである。@各省庁が次年度予算要求書をまとめ、それを財務省が査定して政府予算案をまとめる、A財務省作成の政府予算案が内閣によって国会に提出され、審議、議決される、B各省庁が予算の年間配賦計画にしたがって事務事業等を行い、実際に予算を支出する、C予算執行の翌年度から開始され、各省庁による決算報告の作成、会計検査院による会計検査を経て、決算報告と検査報告を国会に提出、審議、承認される。決算報告が国会で承認されるまでには4年を要し、ある会計年度をみるとそこには異なる4会計年度の予算が層をなして存在することになる。


<<戻る